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風猫通信 ~猫のしっぽのコラム~

令和5年8月26日 第1251号

疑問。最近いろんな場面で結構耳にするわりに何度聞いても違和感を拭えない表現が『(〇〇から)勇気をもらいました』。 果たして『勇気』って、他人からもらうもの?。スポーツ選手の活躍や奮闘にコメントされる事が多いけれど、その度『ん~』と思います。 どちらかと言えば勇気は内発的な、自分の中から外に向かって(もしくは向かう際)『出す』ものではないでしょうか。

応援しているチームや選手がひたむきに頑張る姿は尊いし、それで結果が出ると尚更うれしいのはわかるけれど、上記の表現に『掘り足りなさ』を感じるのは前期高齢者の思い込みでしょうかネ。

それにしても凄いのは、MLB大谷翔平選手の大活躍。 この世のものとも思えない投打走攻守のパフォーマンスで、今私達がリアルに目撃しているのは『ベースボール』というスポーツの標準や可能性が塗り替えられている瞬間なのです。 これは、疑問の余地の一片もない事実だよ!!。

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令和5年8月19日 第1250号

八月。今月は上旬来6、7号と連続の台風で本県では直撃はなく被害もそれほどはなかったが、時折大雨も降り空模様から目を離せない日々。 それでもお盆の入客は順調で『普通に』営業できる有難さを感じました。ノーマスクのお客様も増え、このまま収束に向かって欲しいもの。

この月は毎年広島、長崎の原爆禍、敗戦(終戦とは言いますまい)に思いを致す時でもあります。 これほどの惨禍を被ったからこそわかる平和の大切さを訴えてゆくのが日本の使命だが、言って分らない国や人達もいっぱいなので争いの種や戦火は絶えず、 結局はパワーゲームでの力の抑止に頼る他ないのは人間の業、原罪なのでしょうか。それでも平和の意味を問い続ける八月です。

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令和5年8月12日 第1249号

転換。8月もはや半ば近く、ここ高知では夏の風物詩よさこい祭りが70回目の節目の開催。コロナ禍でここ3年不本意な形での催行だったので、転換して完全燃焼の夏になあれ!!。

転換といえば、再考を促したいのが某種政策の方針。『異次元』の名のもとに大規模な緩和策を十年一日の如く継続し、大義名分の目標は結局達成できず。 それが何をもたらしたかは、関連業界の現況を見れば明らか。利子収入が見込めない分を手数料で補おうとし、機関本来の役割を放棄したとも言うべきなりふり構わぬ姿勢。もとよりシビアなこの業界が尚更殺伐とした世界となりつつあるのを窓口でも実感します。 確かに地方ではこの業種の淘汰や消滅まで囁かれる昨今、生き残りを模索するのは企業として当然だが、それらの矛先が私達利用者に向けられる責任の一端は無能で無策な政策立案者にもあるのでは?。どう強弁糊塗しようとも、失政の誹りは免れないゾ。

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令和5年8月5日 第1248号

弾丸。‐と言っても銃火器の弾ではなく『登山』の話。日本最高峰の富士山では近年『弾丸登山』者が多く、これは山小屋泊無しで夜通し登り御来光を拝むという強行日程の登山。 50年以上前の1970(昭和45)年8月に私風猫子も家族で富士に登山、その際はスバルライン5合目に1泊し翌早朝に出発。 登った方はご存知と思うが、最初は緩やかで標高が上がるに従い傾斜が急に(絵や写真の通り)なりそこをジグザグに登ります。 若かった(10歳)ものの流石に空気も薄く火口の縁3700m位までは到達したが、軽い高山病で最高点の剣が峰までは行けず。 天気も良くなく小雨の中を当時はあった『砂走り‐火山礫の斜面を駆け降りる』ルートで『弾丸下山』、1時間30分で5合目付近まで急降下。このルートは後年落石で死者の出る大事故があり、当時は意識しなかったが、結構な冒険だったのね。 弾丸‐も気持ちは分かるけど『行ったっきり』では困るよネ。

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