令和5年5月27日 第1238号
展望。ここ高知で一番視界の開けた所はどこ?と考えると、私風猫子の知る限りでは高知龍馬空港滑走路海側のトリム公園南の防波堤上。 海岸側(南)に進むと天気が良ければ左(東)の室戸岬から右(西)の足摺岬付近までが全部見え、それを丸い水平線が繋ぎます。 北方を振り返ると『高知にこんな平地があったのか!!』と思うような平野の上に1,000~1,500m程の山々が連なり、これほどの眺望が得られるのは多分ここだけ。 もとより空港周辺なので見上げれば全周の青天井が頭上に拡がり、陸海空兼ね備えた展望の場所はここだけ!!と自転車で立寄る度に満足しています。 山頂からの眺めでは、奥物部の白髪山、大豊町の梶ケ森、土佐町の稲叢(いなむら)山等は絶景だがこちらは山限定。 逆にある山がどこから見えるかを探索するのも面白く、以前号で本欄に記した『石鎚山が道の駅やすから見える?件』も登って確かめたいが、準備と鍛錬が必要ですネ。
令和5年5月20日 第1237号
紀州。今、私風猫子が個人的に興味を惹かれている場所が和歌山県。同県には近年迄西日本で唯一足を踏み入れたことがなく、ようやく5年前に初訪問。 その際はパンダファミリーの居る(永明父さん中国に帰っちゃった)南紀白浜から那智勝浦まで行ったのだが、興味の中心はその先の『新宮』。 きっかけは早世の作家 中上健次氏の作品に触れたことで、『枯木灘』を読んでその世界観に撃たれたこと。同作は出身地である紀州の『路地』に息づく濃密な人間関係や同地の自然をモチーフに描いたもので、文字通り『圧倒され』ました。 その後は、書店を巡っては彼の作品を見つけては即買いで『岬』、『十九歳の地図』、『千年の愉楽』と読了し、他作も探索中です。還暦を 過ぎて今更とも思うが、この人の作品はすごい。再評価されて然るべきと強く思います。
令和5年5月13日 第1236号
最後。『リノ・エアレース』として知られるNational Championship Air Races(&AirShow)が今年で終了。 同レースは1964年の第1回から毎年(2001年は同時多発テロ発生で中止)9月中旬に行われて来た飛行機(好き)の祭典。 私風猫子も好き者の一人で、これからも変わらず開催されると思っていただけに、ショックです。会場のリノ・ステッド飛行場の使用権が取れなかったのが理由とされるが、最大の呼び物アンリミテッドクラスの維持が困難なのも一因では?。 同クラスの出場機は殆どが第2次世界大戦の戦闘機で、それに高度なチューニングを施したレース専用機は製作や維持に多額の費用を要し近年トップレーサーのストレガ、レアベア、ブードゥー、ダゴレッドは飛ば(べ?)ず辛うじてドレッドノートが孤塁を守る状況では仕方ないのかも。 主催者側は場所を変えての開催も模索しているようなので、これが最後とならないよう願います。
令和5年5月6日 第1235号
真剣。世の中は今GW真っ只中だが、先日某TV局のカルト的番組『魔改造の夜』が遂にゴールデンタイムに降臨。 これはロボットコンテストの社会人版のようなもので、どこにでもある機械等を素材にしてその性能を強化し戦う内容。 今回の課題はとことこピョンピョン歩く可愛い虎と兎の玩具を疾走するよう改造、尚かつ中間地点でバトンをリレーし50メートルのタイムを競うもので、伝説の企業Kセラ、カセットテープで一世を風靡のT‐DK、バイクレースで世界を制覇したYマハと身も蓋もなく見え見えの3企業が参戦。 大の大人が発想と技術を結集、えげつない改造を施し『マシン』と化した虎ちゃん&うさちゃんでのガチ勝負。 結果は1回目トップタイムのYマハにT‐社が大逆転勝利。 過程も含めて胸を熱くする戦いで、真剣バトル、イイネ!!