令和3年9月25日 第1151号
付着。子供の頃、野遊びをすると草の種で服につくものがあり、とげのあるタイプを『ひっつき虫』と呼んで友達と投げ合いっこして遊んだものです。 先日とある場所で草引きをしていてふと気付くと、ジーンズや服に草の種がいっぱい付着。 これが『粘着』する種類で始末に負えず、本題の草引き作業よりくっついた種を剥がす方に大汗をかく大変な目に遭いました。ふぅ…。
さて、先日の休みにコロナ下で密を避ける娯楽として『山猫活動』に津野町にある風の里公園へ。須崎から入り、国道197号線旧葉山村の北の尾根伝いに20基の風力発電用風車が連なるところ。 眼前に日鉱鳥形山鉱山の露天掘りや中津明神山、西に四万十川源流の不入山、南東には高知市方面の展望も開け壮観です。石鎚山や室戸岬も条件次第で見えるそうだが、この日は霞んでおり残念。 帰路には分かれ道を見誤り、仁淀川町方面に下りるおまけの冒険付きの楽しい休日でした。
令和3年9月18日 第1150号
収束。私風猫子も、先日コロナワクチンの2回目接種を完了。副反応も翌日少々痛む程度で熱も出ずほっと一息。 最大の感染者を記録した第5波もやっと右肩下がりとなり、このまま次の大波は来ないよう願いたいもの。完全終息はまだでも、人の往来や経済活動が再開できる収束状態が一日も早く来ますように。 緊急事態宣言の繰り返しには、国民の誰もが疲れ果てています。
換話転題、先日古書店で岩波文庫の『アイヌ神謡集』を発見。探していたのに中々見つからず、欲しい思いが募っていたので『やった~!!』と即買い。 アイヌ民族の口伝『ユーカラ』の中から選んだ神謡13篇のローマ字表記の音と日本語の対訳が横書きで並記されています。 編訳者知里幸恵(ちりゆきえ)さんは、大正11年に僅か19歳で夭逝したアイヌの少女。この日本語訳が凄く、例えて言うと『宮澤賢治の名作掌篇が下書きもなくいきなり降りて来た』感じ。惜しまれます。
令和3年9月11日 第1149号
ケン。彼は街の顔役で、若い頃にはずいぶんと鳴らしたものだ。肩で風切って歩くとライバル達は道を避け、女の子にももてまくった。時は流れて…、昨年見た彼は『落箔』を絵に描いたような姿だった。 と書くと安手の任侠小説のようだが、彼『ケン』は我家の近所の猫。 当家のさくらさんと同い歳(14歳前後)の黒猫で半野良飼いのため近在の猫間では文字通りボスで、地域の子猫の多くは彼のお胤?とも言われるほど。 そんな彼も年波には抗えず、自慢の漆黒の毛並みも色褪せて茶の斑になり、重い病気もささやかれ随分痩せてしまった。傍目にも具合悪そうで、いつ迄もつか心配な位。特にこの夏の天気は猛暑の後の長雨で、外猫のケンにはきついだろうなぁ…と。 案の定、雨が上がっても彼の姿を見ることはなかった。と、つい先日夕刻のこと、いつも彼が居た場所に見慣れた毛色が。驚きと安堵を込めて言った。『がんばれ、負けるなケンちゃん!!』。
令和3年9月4日 第1148号
勘所。8月下旬にようやく天気が回復したら残暑で、9月に入ってもその流れのまま猛暑の毎日。 ここ高知県も『まん防(まん延防止等重点措置)』適用区域となり、高知市では飲食店の営業時間短縮とあわせて酒類の提供等も不可に。当該店舗のみならず卸売業者や関連業種も含めると影響は計り知れません。 こんな窮状を抱える業種や業態がある一方、それらに一顧だにしない決定がなされたりと不可思議千万な世の中です。他からの『自己責任論』には腹が立つが、自分の身は出来る限り己自身で守らないとネ。
さて、物事には頭書の『ここ!!というポイント』があり、私風猫子の場合温度(室温)でこのツボにはまると『自動的に寝』てしまうんです。 時と場合によるので具体的に何℃とも言えないが、暑くも寒くもない『パーシャル』の状態がそれ。暑さに弱すぎる為私のいる部屋は自ずと寒くなりがちで、ご迷惑をおかけしています。ごめんなさい。