平成24年11月24日 第690号
水が命。先週の本コラムで触れた安田町のお酒『南 純米吟醸』、飲んでみましたらこじゃんと旨い。まず最初に水の味が、、普通お酒でそういうと『水っぽい、薄い、緩い』という良くない連想が働きますが、これは違う。清冽で透明な雑味の一切ない『いい水』の味がします。それもそのはず、同町を流れる安田川は本当にダムひとつない清流で、ゆず製品で全国に名を馳せる馬路村から流れて来、ここで育った鮎も美味で有名。その水の味にほど良いふくらみをもった香りが乗り、爽やかな酸味が後味をひきしめる。小さいけれどきらっと光る酒蔵の名酒です。 |
第690の週刊風良里『風の便り』(PDF版)はココをクリック
平成24年11月17日 第689号
寒天好日。14日(水)には天狗高原で早くも初雪と、一気に冬が来ました。丁度同日はお休みで、久しぶりに県東部北川村の『モネの庭』に。お昼前に着くとまだ陽射しがなく寒かったのでレストランでまず食事を。そのうちに太陽も顔を覗かせ、テラスの向こうの紅葉の山肌が彩りを増しとてもきれい。その後、銅版画の企画展を見てから園内を散策。風は冷たかったけれど、まだ花々も多く十二分に楽しめました。園内奥の高いところからは、太平洋も見えるんですよ。 帰路には安田町の南酒造を訪ね、前々から欲しかった純米吟醸『南』(できたての新酒)を購入、昔ながらの造り酒屋の風情もすてきです。安芸では大好きな洋菓子倶楽部のチョコケーキ『シンフォニー』もGETと、同行者ともども大満足の一日。いいものいっぱいの高知県東部だよ!! |
第689の週刊風良里『風の便り』(PDF版)はココをクリック
平成24年11月10日 第688号
今年こそ。昨年は秋になってもなかなか気温が下がらず、紅葉の状態が今ひとつ、、というか良くないままで冬になってしまい、ツアーのお客様にも気の毒でした。しか〜し、今年は違います。山の上の方より順調に紅葉が進み、上記(本文)のとおり状態も良く実際ツアーで行かれたバススタッフの方にお聞きすると『良かったよ』とのこと。今月中旬が見ごろとなりそうです。 夏が過ぎ、過ごしやすくなったのは良いが、最近食べすぎか体重や体脂肪率が上昇傾向に。冬ごもりの準備などと開き直るつもりもないが、今年こそは運動も継続しないと遺憾なぁ。 |
第688の週刊風良里『風の便り』(PDF版)はココをクリック
平成24年11月3日 第687号
11月です。今年も残すところ2か月足らず。ただでさえ月日のたつのが早いのに、年の瀬に向けて尚更時の流れが加速しそうです。私風猫子は昔から暑さには超弱いかわりに寒さにはめっぽう強いと豪語していましたが、最近はそれも怪しい。今年は9月半ば以降結構きっぱりと秋が来、最近の夜の冷え込みに音を上げて厚いめの布団を出してもらいました。先日、インフォメーション前でお客様が何かお探しのご様子。お声をかけると、蛇にまつわる伝承を調べておられるとのこと。冊子『こうち探検ミュージアム』の表紙が県立歴史民俗資料館で11月19日から開催の展示『干支の玩具 巳(蛇)』の張子人形勢揃いでそれをご覧に。このあたりのマムシの呼び名の問いに『ハメやハミ』などと言うとか、黒(カラス)蛇にまつわる言い伝えなどをお話しし、大変興味深いひと時を過ごしました。フィールドワークって、民俗学や文化人類学の基本ですね。 |